犬が「足先」をずっと舐める・…

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犬が「足先」をずっと舐める・噛む理由と対策

犬が「足先」をずっと舐める・噛む理由と対策

広尾・恵比寿・西麻布・南麻布を中心に診療を行う「広尾テラス動物病院」です。

愛犬が足先をしきりに舐めたり噛んだりしていると、「ただのクセかな」と様子を見てしまう飼い主様も多いのではないでしょうか。

しかし、足先を舐める・噛む行動の背景には、アレルギーや皮膚炎、異物による刺激、痛み、ストレスなど、さまざまな原因が隠れていることがあります。

また、足先は一度舐め始めると、皮膚がふやけて炎症や感染を起こしやすくなります。すると、かゆみや違和感がさらに強まり、また舐めてしまうという悪循環につながることがあります。そのため、「いつものこと」と放置せず、原因を見つけて適切に対処することが大切です。

今回は、犬が足先を舐める・噛む代表的な原因やご家庭で確認していただきたいポイント、受診の目安、広尾テラス動物病院で行っている診療についてわかりやすくご紹介します。

 

■目次
1.犬が足先を舐める・噛む代表的な4つの原因
2.【自宅でチェック】病気? それともクセ? ご家庭で確認したいポイント
3.足先を舐めるときの対策は「原因に合わせる」ことが大切です
4.「病気か分からない」段階での相談も大歓迎です
5.まとめ

 

犬が足先を舐める・噛む代表的な4つの原因


足先を舐める・噛む行動は、体の不調や違和感が関係していることがあります。また、複数の原因が重なっているケースも少なくありません。

1. 皮膚のトラブル
足先を舐める・噛む原因として多いのが、皮膚のトラブルです。

足先は、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、指の間の皮膚炎(指間炎)、細菌やマラセチアによる皮膚炎などで症状が出やすい場所です。

また、足裏や指の間は蒸れやすく、散歩後の汚れや湿気も残りやすいため、炎症が長引くことがあります。

アトピー性皮膚炎について詳しくはこちらをご覧ください
食物アレルギーについて詳しくはこちらをご覧ください

2. 外傷や異物の付着
散歩中に小さなトゲや草の種、砂利、ガラス片などが足先に入り込んだり、虫に刺されたりすることで、足先を気にすることがあります。また、夏場は熱いアスファルトによる肉球のやけど、冬場は乾燥によるひび割れが原因となることもあります。

3. 関節や爪まわりの痛み
皮膚に異常が見られなくても、足先やその周辺の痛みが原因で舐めていることがあります。

例えば、爪が割れている、爪の付け根に炎症がある、指をひねった、関節炎があるといったケースです。

4. ストレスや退屈など精神的な要因
環境の変化や運動不足、留守番時間の長さ、生活リズムの変化などをきっかけに、足先を舐める行動が習慣化することがあります。

最初は軽いきっかけでも、繰り返すうちにクセになり、自分ではやめられなくなることもあります。

 

【自宅でチェック】病気? それともクセ? ご家庭で確認したいポイント


愛犬が足先を舐めているときは、まずは足先の様子を確認してみましょう。
次のような変化がないかチェックしてみてください。

・指の間や足裏が赤い
・腫れている
・毛が抜けている
・ベタついている
・においがする
・出血している
・肉球がひび割れている
・爪が折れている、割れている

また、舐め方や行動も大切な手がかりになります。
次のような場合は、単なるクセではなく、かゆみや痛みなどの異常が隠れている可能性があります。

名前を呼んでも舐めるのをやめない
ひとつの足だけを集中的に舐めている
就寝前や夜間に長時間続く
散歩後だけでなく、一日中気にしている
舐めている部分が茶色っぽく変色してきた

これらの項目に当てはまる場合や、数日たっても症状が改善しない場合は、一度動物病院で原因を確認することをおすすめします。

見た目には異常がないように見えても、犬自身にはかゆみや痛み、違和感があることがあります。

「もう少し様子を見よう」と判断しているうちに症状が悪化してしまうこともあるため、気になる様子が続く場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。

 

足先を舐めるときの対策は「原因に合わせる」ことが大切です


足先を舐める対策というと、エリザベスカラーや足先を保護する方法を思い浮かべる方も多いかもしれません。

もちろん、舐め壊しを防ぐために、一時的な保護が必要になることもあります。ですが、保護によって舐める行動を防げても、舐めたくなる原因が残っていると、外したあとにまた繰り返してしまうことがあります。

そのため、足先を舐めるときは、原因に合わせた対応が必要です。

皮膚炎が原因であれば、炎症や感染に対する治療を行います。異物や外傷が原因であれば、それらを取り除きます。また、痛みが関係している場合は、皮膚だけでなく関節や爪まわりも含めて原因を確認することが大切です。

また、ストレスや退屈が関係している場合は、生活環境や過ごし方を見直すことも必要になります。

大切なのは、「舐めるのをやめさせること」だけに注目するのではなく、「なぜ舐めているのか」を見極めることです。原因に合った対応を行うことで、再発や悪化を防ぎやすくなります。

 

「病気か分からない」段階での相談も大歓迎です


足先を舐める、噛むといった症状は、前述のように、皮膚病だけでなく、痛みや生活環境、ストレスなど、さまざまな原因で起こることがあります。そのため、見た目だけで原因を判断することはできません

また、原因が分からないまま様子を見続けると、舐め壊しによって炎症や感染が悪化し、治療が長引いてしまうこともあります。「病院に行くほどなのかな」と迷うような段階でも、早めにご相談いただくことをおすすめします

当院では、犬・猫の皮膚トラブルに対する一般の皮膚科診療に加え、日曜日予約制の皮膚科特別診療も行っています

皮膚科特別診療は、日本獣医皮膚科学会認定医の高橋純子獣医師が担当し、一般的な皮膚科治療で十分な改善がみられなかった皮膚病について、飼い主様と動物の状態を丁寧に確認しながら、ライフスタイルに合った治療方法を一緒に考えていきます。

皮膚科特別診療の詳細はこちら

足先を舐める症状も、早い段階で原因を見つけて対処することで、悪化や再発を防げる場合があります。赤みやにおいなど、少しでも気になる変化がありましたら、「病気かどうか分からない」という段階でもお気軽にご相談ください。

 

まとめ


犬が足先を舐めたり噛んだりする行動は、単なるクセではなく、皮膚のトラブルや外傷、痛み、ストレスなど、さまざまな原因が関係していることがあります。

気になる様子が続くときは、「そのうち治るかな」と様子を見続けるのではなく、早めに原因を確認することが大切です。原因が分かれば、その子に合った治療やケアにつながり、悪化や再発を防げる場合もあります。

 

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