子犬・子猫の皮膚が弱いって知…

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子犬・子猫の皮膚が弱いって知ってた? かゆみ・赤み・抜け毛に要注意!

子犬・子猫の皮膚が弱いって知ってた? かゆみ・赤み・抜け毛に要注意!

広尾・恵比寿・西麻布・南麻布を中心に診療を行う「広尾テラス動物病院」です。

子犬や子猫を家族に迎えたときの喜びは本当に大きく「ずっと元気でいてほしい」と願わない飼い主様はいないと思います。一方で、子犬・子猫は体の機能がまだ未熟なため、さまざまな病気にかかりやすい時期でもあります。中でもご相談が多いのが「皮膚トラブル」です。

子犬・子猫の皮膚は、成犬・成猫に比べて薄く乾燥しやすく、外からの刺激に敏感に反応してしまいます。そのため、ちょっとしたことがきっかけで、かゆみ・赤み・フケ・抜け毛などの症状が出ることがあります。

大きなトラブルに発展する前に「なんだか様子がおかしいな」と感じた時点で動物病院に相談していただくことが、早期発見・早期治療につながります。

今回は、子犬・子猫に多い皮膚トラブルの例を挙げたうえで、ご家庭で確認できるチェックポイント、動物病院での診察の流れ、そして日常のケア方法についてご紹介します。

 

■目次
1.子犬・子猫に多い皮膚トラブルとは?
2.自宅でできるチェックリスト|このサイン、見逃していませんか?
3.動物病院での診察ってどんな感じ?
4.飼い主様と一緒に取り組む「おうちでのケア」
5.まとめ

 

子犬・子猫に多い皮膚トラブルとは?


冒頭でもお伝えした通り、子犬や子猫は成犬・成猫とくらべて皮膚が薄く、外からの刺激を守る「バリア機能」が弱いという特徴があります。さらに、体の中に入ってくる病原体と戦う力(免疫)もまだ十分に発達していません

このように、身体の「外側」と「内側」、両方の防御機能が未熟なため、次のような皮膚病にかかりやすいことが知られています。

・アレルギー性皮膚炎
若い犬で特に問題になるのがアトピー性皮膚炎です。そのほか、食物アレルギーや、ノミ・ダニに対するアレルギー性皮膚炎が起こることもあります。

アレルギー性皮膚炎についてはこちらから

・膿皮症
皮膚の常在菌であるブドウ球菌が増えすぎることで発症します。ポツポツとした湿疹やフケ、赤み、かゆみなどが見られます。

・真菌症
カビによる皮膚炎です。皮膚糸状菌症やマラセチア皮膚炎などがあり、円形の脱毛やフケ、べたつき、においの増加などが特徴です。

いずれも放っておくと症状が広がったり、同居している他の動物にも感染したりすることがありますので、早めの対応が大切です。

真菌症についてはこちらから
マラセチア症についてはこちらから

 

自宅でできるチェックリスト|このサイン、見逃していませんか?


皮膚病は命に関わることは少ないものの、強いかゆみや違和感によって、子犬・子猫のQOL(生活の質)を大きく下げてしまいます。特に長引いた場合、眠れない・落ち着かないなど、心身ともに大きなストレスとなります。

日頃のスキンシップやブラッシングの中で、次のようなサインがないか意識して見てあげましょう。

体をよくかく、または壁や床・家具に体をこすりつける
毛が抜けて地肌が見えているところがある
赤み・湿疹・フケが増えた
体や耳から、脂っぽい・酸っぱいようなにおいがする
同居している犬や猫にも、似たようなかゆみや脱毛が出ている

これらに一つでも当てはまる場合は、自己判断で市販薬を使ったり様子見を続けたりせず、早めに動物病院へ相談していただくことをおすすめします。

 

動物病院での診察ってどんな感じ?


かゆみや抜け毛などを気にして来院された場合、皮膚病の原因を探るために、次のような検査を組み合わせて診断していきます。

・問診
ご家庭での様子や、いつからどのような変化があるかを丁寧にお聞きします。フードの種類やシャンプーの頻度、生活環境(お部屋の様子・同居動物の有無など)も、原因を考えるヒントになります。

・視診
被毛や皮膚の状態、かゆみが出ている部位、左右差の有無などを目視で確認します。

・皮膚検査
皮膚掻爬検査(病変部をこすって採材し、顕微鏡でダニやカビなどの微生物を調べる検査)や、テープ検査(皮膚にテープを貼り付け、付着した細胞や微生物を観察する検査)、などを行います。

・血液検査
アレルギーが疑われる場合は、血液検査でアレルゲンを推測することもあります。全身状態を把握するための一般的な血液検査が必要になる場合もあります。

当院には皮膚科専門獣医師も在籍しており、皮膚の症状や年齢・体質に応じて、最適な治療方針やスキンケアの方法を一緒に考えていきます。内服薬だけに頼らず、皮膚そのものを整える「メディカルスキンケア療法(MMD療法)」なども選択肢としてご提案しながら、その子に合った治療を目指します。

また、広尾テラス動物病院では皮膚科だけでなく、循環器科などの専門診療にも対応しているため、皮膚症状だけでなく全身の健康状態をトータルで把握したうえで、安心して続けられる治療・ケアをご提案することが可能です。

 

飼い主様と一緒に取り組む「おうちでのケア」


動物病院での治療と同じくらい「おうちでのスキンケア」も大切です。子犬・子猫の皮膚を守るために、次のようなポイントを意識してみてください。

・薬浴や保湿ケア
皮膚を健康に保つには、皮膚の表面についた汚れや余分な皮脂、病原体をやさしく洗い流し、潤いを補うことが重要です。特に子犬・子猫は刺激に弱いため、低刺激で、できれば子犬・子猫にも使用できるシャンプーや保湿剤を選ぶと安心です。

また、アルカリ性が強いシャンプーは被毛や皮膚を傷める原因になるため、必ず弱酸性のものを使いましょう。シャンプーの頻度や使い方は皮膚の状態によっても異なりますので、迷ったときは獣医師にご相談ください。

・食事やサプリメント
皮膚や被毛の状態は、普段の食事の影響を大きく受けます。まずは総合栄養食で必要な栄養がしっかりと取れていることが基本です。そのうえで、必要に応じてオメガ3脂肪酸など、皮膚の健康をサポートするサプリメントの使用が勧められることもあります。自己判断でいろいろと足すのではなく、今の状態に合った選び方を獣医師と相談すると安心です。

・生活環境での工夫
ベッドや毛布、ブランケットなど、肌が直接触れるものはこまめに洗濯し、清潔に保ちましょう。カビやダニの繁殖を防ぐためにも、お部屋の換気と掃除も大切です。

また、空気の乾燥は皮膚トラブルを悪化させる原因になります。加湿器などを利用して、目安として湿度50%前後を保つよう心がけるとよいでしょう。

〈継続するためのコツ〉

こうしたケアはとても重要ですが、あまり完璧を目指しすぎると、飼い主様ご自身の負担が大きくなり、続けることが難しくなってしまいます。
「できることを、できる範囲でコツコツ続ける」ことが何より大切です。遊びやスキンシップの時間に、なでながら皮膚の状態をチェックするなど、普段の生活の中に無理なく取り入れてみてください。

 

まとめ


子犬・子猫の時期の皮膚トラブルは、決して珍しいものではありません。むしろ、成長段階だからこそ起こりやすいトラブルともいえます。ただし、この時期にきちんと原因を見極め、適切にケアしてあげることで、将来の体質改善や、より快適な毎日につなげていくことができます。

「初めてのお迎えで、何が普通で何が異常なのかわからない」「こんな些細なことで相談していいのかな?」と迷われるのは、むしろ自然なことです。広尾テラス動物病院は、そんな飼い主様の不安に寄り添い、「ちょっと気になるときに、まず相談できる存在」でありたいと考えています。

「うちの子、最近かゆがることが増えた気がする」「毛が薄くなってきたかも…」と少しでも気になることがあれば、お気軽に当院までご相談ください。皮膚科専門獣医師による診察やメディカルスキンケア療法、トリミングサロンとの連携も含めて、その子に合ったケアの方法を一緒に考えていきましょう。
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